柿本山 影現寺 -柿本神社神宮寺-

柿本山 影現寺の沿革

ようこそ、柿本山影現寺をお訪ねくださいました。
当山は大和葛城山のふもとに位置し、西暦858年お大師様の高弟柿本紀真済僧正の開基で、当山と並び位置する柿本人麻呂を祀る柿本神社を護持する神宮寺として創建されました。
以来現在に至るまで連綿と繋いでいただいた地元大字柿本の皆様、歴代住職大徳にただただ有難く、合掌申し上げるところです。
 そもそもお寺は何のために?誰のために?存在するのか考えてみましょう。 御宗旨によって多少の差異はありますが、お寺は読経の場であり、祈祷の場であり、学問の場であり、総じて心身の修養、修行の場であるのです。またそれは、生きとし生けるものすべてのために存在しなければなりません。
 懸命に過ごされた生涯を閉じ往かれ、その終焉を厳かにお送りするお葬式も、ご先祖の御供養もお寺の重要な勤めではありますが、併せて現世の安心の拠りどころを見出して頂く場としての役割も大きいものと考えます。
 それらを全うして頂くための広いお堂であり,境内であるのです。
当山も檀信徒のみなさまと共に、これらのお寺の持つ目的を達成致したく精進したいと考えております。
その一つが、当ホームページ上にもご紹介している「人磨真済会」です。
多くの人たちと集える場として、並び存在する「柿本神社」「影現寺」へのお参りをこころよりお待ち申し上げております。 
合掌
柿本山 影現寺 住職 深水弘裕